今現在外国人との結婚を考えている、もしくは既に国際結婚をしていて今後子供が産まれる予定がある、そんな人は、
そんな疑問を抱えていると思います。子育ては国によって違い、国際結婚をした夫婦はそれが原因で夫婦喧嘩をすることもあるでしょう。
子供が生まれてからぶつかることがないように、事前に夫婦でしっかりと子育てについて話し合っておくことが大事です。
この記事では、海外と日本の子育ての違いを国別で詳しく解説していきます。後半では、国際結婚をして海外・日本で子育てを頑張っているママさん達のブログも紹介するので、ぜひ最後まで読んでくださいね!
海外は子育てがしやすい
タイトルを読んで、驚いた人がいたかもしれませんが、日本・海外の両方で子育て経験がある人は、
と口を揃えて言います。その理由は、海外には、赤ちゃんやママをサポートしようという意識が根強くあるから。電車内で赤ちゃんが大きな声で泣いていても周りの人は気にしませんし、それどころか優しく声かけをしてくれる人もいます。
子供や妊婦に席を譲ってくれるのは当たり前ですし、子供がいるだけでその場が一気に明るくなります。”子は宝”と言われますが、実際に海外で子育てをしてみると、よりそれを実感できるんですよね。
子ども優先の社会で、子連れだと親切にされることが多いので、反対に不利な立場になることがありません。もちろん海外と一括りにはできませんが、そういう国が多い、ということは、知っておきましょう。
【海外の子育て】アメリカ編
赤ちゃんを一人で寝かしつける
これは耳にしたことがある人も多いかもしれませんが、赤ちゃんでも部屋を一つ与えられ、一人で寝かしつけられます。添い寝文化がある日本人からしたら、これはちょっと信じられないですよね。
子供を一人で寝かしつける理由は、早いうちから自立性を高めるため。賛否両論がありますが、アメリカでこの考え方が広く受け入れられています。
安全対策として、ベビーベッドにモニター付きカメラを設置する夫婦が多いです。
タイムアウト
タイムアウトとは、子供が何か悪さをした時に、部屋の隅や決まった場所に立たせて(もしくは座らせる)一定時間一人にさせるしつけ法のことです。
タイムアウトのタイミングを間違えなければ、親子が感情的にぶつかり合う必要もないですし、子供が自分でやった行いについてしっかりと考える時間がとれるので、とても効果的だと言われています。
タイムアウトが終わった後に、「なぜタイムアウトをしなければいけなかったのか?」と子供に聞くことが大事です。
子供でも異性の家族との入浴禁止
アメリカでは親子であっても、異性の家族との入浴に制限があります。子供が裸で親が服を着てお風呂に入れるスタイルが主流。
まだ一人で入れないうちは、もちろん親がお風呂のお手伝いをしますが、ある程度目を離せるようになってきたら、子供は一人で入浴を始めます。そもそも日本の銭湯のように、お風呂を人と一緒に入る習慣がないんですよね。
性的虐待を疑われるケースもあるので、アメリカで子育てをすることになったら、これは気をつけなければいけません。
基本的に12歳以下の一人外出&留守番は禁止
アメリカでは13歳〜ティーンエイジャーと認められるので、それまでは基本的に親と一緒に行動しなければいけません。子供だけで外出・留守番をしているところを誰かに見られたら、警察に通報されることも……。
中には、○歳以下の一人外出&留守番は禁止と法律で決めている州もあるので、住んでいる州のガイドラインを確認しておきましょう。
もちろん学校の送り迎えもしなくてはいけないので、共働きが多いアメリカではこれが結構な負担になります。ですが、どの家庭もこのルールを守っているので、従わないと”常識がない家庭”と周りから後ろ指を指されてしまいます。
【海外の子育て】イギリス編
どこでもケープなしで授乳する
昔の日本では当たり前のように目にすることがあった、公共の場での授乳。最近ではめっきり見なくなりましたが、イギリスでは今も当たり前のように街中で見かけます。
ケープなしで授乳する人も多いのですが、周りの人が全く気にしないおかげで、どこでも授乳できるんですよね。”ケープをしていたほうが反対に目立つ”と思っているママもたくさんいます。
子供のためにお金を使うことを惜しまない
イギリスでは、子供に多くのおもちゃを買い与えますし、子供が習い事に通いたいと言えば、迷わず通わせます。子どものためだったら、どんどんお金を使うので、イギリス人と結婚した人は、これが喧嘩の元になることもあるでしょう。
子供にとても優しい(言い方を変えれば甘い)国なので、子供は怒られることにあまり慣れていませんし、色々な場所で高待遇を受けることができます。
子育てコミュニティが活発
田舎、都会に関わらず、イギリスでは子育てのコミュニティがとても活発です。図書館や教会、コミュニティセンターなどで、頻繁に親子が集まって交流するのですが、これがいい気晴らしになります。
無料もしくは格安(1〜2£)で参加できますし、グループによって内容も全然違うのでおもしろいですよ。
男性が育児に積極的に参加する
イギリスには ”Work to live, don’t live to work(働くことは生きるため、人生は働く事が一番の目的ではない)”ということわざがあるだけあって、男女共々残業はしません。
父親が保育園のお迎えに行くのも普通ですし、父親と子供だけで遊びに出かけることもよくあります。当たり前に育児に参加してくれるので、ママにとってはとってもありがたいですよね。
寝かしつける時間が早い
イギリスの子供は、早くて18時、遅くても20時前には寝かしつけられます。18時頃になると、「もうおやすみの時間」「お片づけしてお布団に入りましょう」などと放送する子供向け番組もあり、国全体がそういう方針だということがよくわかります。
”夜は大人の時間”と思っているので、子供をさっさと寝かしつけて、大人たちは夫婦の時間を楽しむのです。これは、結婚しても恋人感覚でいられる秘訣かもしれませんね。
【海外の子育て】中国編
超学歴社会
これはほとんどの方がご存知だと思うのですが、中国は超学歴社会です。幼い頃から将来の受験戦争に向けて習い事をさせられますし、塾通いは当たり前。
子供が有名な学校に通えるように、できることはなんでもします。日本人からしたら、「そこまでしなくてもいいのでは?」と思ってしまうこともあると思いますが、中国ではそれが普通なのです。
祖父母が徹底サポート
日本では、なんとなく嫁・姑の間に壁がありますし、祖父母が全力でサポート!という感じではありません。ですが、中国では、祖父母が子育てにガッツリ干渉してきます。
中国の富裕層は、産後の1ヶ月療養施設(”座月子”と言う)に入る人が多いのですが、その間は祖父母が子育てに全面協力。祖父母を含める家族みんなで共同育児をするのが一般的で、その割合はなんと60%以上にものぼっています。
誰かに育児をサポートしてもらえるのは助かるのですが、世代間の育児観の違いによる衝突が起こることもよくあります。
ベビーシッター利用者も多い
富裕層に限定していますが、ベビーシッターの利用者はとても多いです。日本ではまだまだ一般的ではないのですが、とても合理的だと言えます。
共働き家庭も多いので、こういったサービスを利用することで育児の負担を軽減しているのです。中国人は、子供のためにお金を使うことを惜しみません。
なんでもやってあげる
子供のためならなんでもやってあげるのが中国人。基本的に子供中心に話が進んでいくので、日本人からしたら”過保護”に見える部分もあるでしょうが、これが彼らにとっての愛情表現。
勉強に関しては驚くほど厳しいのですが、日常生活では子供にデレデレです。
海外で子育てを頑張っている日本人ママのブログ3選
ダーリンはパイロットinシンガポール
(引用/https://ameblo.jp/apricotsin/)
Amebaの公式トップブロガーにも選ばれている、シンガポール在住anzuさんのブログです。
現在2人のお子さんの子育て真っ最中ですが、旦那さんがパイロットということもあり、基本はワンオペ育児。海外で奮闘しながら子育てを頑張るanzuさんの日々を覗き見することができます。
妊娠中の出来事を、これでもか!というほどまとめてくれているので、海外で妊娠・出産予定がある方の参考になるでしょう。
韓国鬼嫁日記〜〜双子育児中も旦那を尻に敷く日々〜
(引用/https://profile.ameba.jp/ameba/miumiuxoxo00)
こちらのブログは、在韓歴8年(2019年現在)のにゃむさんという方が運営されています。2011年ににゃむさんが韓国へ1年間ワーキングホリデーに行ったことがキッカケで出会った2人。旦那さんは、4年間日本に住んでいたこともあり、日本語はペラペラです。
韓国で双子の育児真っ最中で、忙しい合間を縫って、頻繁に日記を更新中。
韓国の子育て事情や、夫家族との関わり方についても覗き見できるので、将来的に韓国に移住したいと考えている方は絶対に読むべきブログです。韓国人男性は亭主関白というイメージがあるかもしれませんが、このブログを読めばそのイメージが崩れるかも!?
韓国留学を考えている方や、旅行の予定がある方に役立つ情報もビッシリ書かれています!
インド、我が道を行く
(引用/https://ameblo.jp/indo1212/)
インド人男性と結婚して、現在インドで暮らしている、たらさんのブログです。インド人との国際恋愛をブログにしている人はなかなかいないので、とても興味深いですよね。
ブログではキラキラした日常だけを発信する人もいますが、マイナスな面も知りたいのが私たち読者。たらさんは、結婚生活の愚痴も包み隠さず書いてくれているので、国際結婚の大変さもよく分かります。
国際結婚生活5年目(2019年)ですが、いまだに様々な問題に直面しています。国際結婚に踏み切る前に、色々と考えさせられるブログです。
海外と日本の子育ては全然違う!
今回はアメリカ・イギリス・中国という3つの国の子育て事情についてまとめましたが、それぞれの国に特徴があることを分かってもらえたと思います。
同じアジア圏でもこれだけの差がありますし、更に遠い国だと驚くような文化の違いがあります。
どちらがいい、とは言えませんが、それぞれの国の事情を理解し、夫婦でしっかりと話し合って子育てしていけたらいいですね!