突然ですが、
「外国人は体臭がキツい」
「口臭エチケットが徹底している」
そんなことを耳にしたことはありませんか?体臭や口臭はかなりデリケートな話題なので、親しい間柄でもなかなか話す機会ってないですよね。
外国人は日本人以上に体臭や口臭を気にしているので、日本人の臭いケアに関して思うこともたくさんあるそう。
今後外国人と関わる機会があった時に、恥をかかなくてもいいように、この記事では、
- 外国人の体臭がキツい理由
- 外国人の体臭・口臭対策
- 外国人は日本人の口臭についてどう思っているのか
などについて、あらゆる視点からまとめました!日頃から外国人と関わる機会が多い人は、この機会にぜひ知識をつけていってくださいね。
外国人の体臭がキツい理由
”外国人”と大きく括ってしまいましたが、特に黒人・白人系の人たちは、アジア系よりも体臭がキツめ。その原因は、大きく分けて2つあります。
体質
外国人の体臭がキツい理由の1つとして、生まれ持っての体質が挙げられます。日本人にワキガが少ないのは、ワキガの元となる”アポクリン腺”という汗腺を持っている人が、外国人と比べても圧倒的に少ないから。
外国人の多くは、脇の下にアポクリン腺があり、汗をかくことで、そこから強い臭いを放ちます。このアポクリン腺が活発であればあるほど、臭いは強くなる仕組みです。
普段嗅ぎ慣れていない臭いが漂うと、人はすぐに気付きます。外国人から独特な臭いがすると、「やっぱり外国人は体臭がキツいんだな……」と、日本人は思ってしまうんですよね。
ワキガは50〜80%の確率で遺伝するので、代々親から子に受け継がれます。
食生活
動物性の脂質がアポクリン腺から出る臭いを作り出します。動物性の脂質とは、具体的に、乳製品や卵、肉など。
海外では、これら動物性の脂質が食卓に並ぶことが多いので、どうしても体臭がキツくなってしまいます。揚げ物も、臭いに直結してしまう食べ物なので、ジャンクフードが大好きな外国人は、そうでない人よりも更に強い臭いを発します。
日本も食の欧米化が進んでいっているせいで、体臭に悩まされている人が徐々に増えてきています。
外国人の体臭対策
外国人は日本人よりも臭いに対して敏感。それ故、体臭対策を徹底的にしています。
朝風呂
欧米やヨーロッパ圏に住んでいる人たちは、朝風呂の習慣があります。シャワーは朝に浴びるもの、と思っている人も多いですし、夜と朝で1日2回入る人も珍しくありません。
人は寝ているときに大量の汗をかくので、これはとても効果的な対策であると言えます。
ちなみに女性の場合は、夜に髪の毛を洗って、朝風呂では体をシャワーで軽く流すだけの人が多いです。
香水
会社員が香水をつけるのは、なんとなくタブーな風潮がある日本ですが、外国人は本当に香水をよくつけます。体臭をカバーするためにつけている人も多いので、つける量も多め。
上手く臭いを消せているのならいいのですが、たまに、汗と香水がブレンドされて、なんとも言えないような臭いを放っている人もいます。
外国人は体臭はキツいが口臭はしない
外国人の体臭がキツい理由は理解していただけたと思いますが、実は彼らの口臭は全く臭くないんです。その理由は、虫歯予防がしっかりとされているから。
日本は歯科医院でも保険を使えるので、虫歯の治療をしたとしても大した金額はかかりません。なので、虫歯ケアに対しても意識が低く、「痛みが出たら歯医者に行けばいいや」と思っている人も多いです。
一方で、保険料が高額な国も多く、それを払えない人は、万が一虫歯になったとき、恐ろしく高額な金額を請求されてしまいます。
彼らはそのことをよく知っているので、虫歯にならないための対策を日頃から徹底的にしているのです。
口臭の原因は歯周病や虫歯からなので、しっかりと虫歯対策をすることが、結果的に1番効果的な口臭ケアになります。
また、外国人は、日本人と比べて恋人とのキスの頻度が高く、「いつでも清潔な口でいたい」という意識が高いです。確かに、恋人とのスキンシップが多いと、口臭ケアも頑張れますよね。
外国人は「日本人の口臭はキツい」と思っている
在日外国人の半数以上が、「日本人の口臭はキツい」と思ったことがあるのを、ご存知でしたか?これを聞いたら、多くの日本人はショックを受けるでしょう。
日本人は外国人よりも口臭ケアがなっておらず、していることと言えば、朝晩の歯磨き程度。ですが、これだけでは実は不十分で、人によっては、キツい口臭が発生してしまいます。
また、虫歯ケアに対しても意識が低く、口臭の原因ともなる虫歯菌が口の中で繁殖してしまっている人もたくさんいます。
実は、35歳以上の日本人の8割が、何らかの程度の歯周病にかかっているのにも関わらず、9割は「自分は歯周病ではない」と思っている、という調査結果が出ています。これは、完全に意識の低さを物語っていますね。
外国人と日本人の口臭対策の違い
外国人の口臭対策
治療費の高いアメリカを例に出すと、アメリカでは小さい頃から口腔ケアをしっかり教育され、歯磨きのみならず、デンタルフロスも習慣化しています。
虫歯が発覚してからだと治療費も高くなるので、彼らは”予防”のために歯科医院に通います。例え痛みがなかったとしても、定期検診を受け、その都度虫歯の原因にもなる歯石をとってもらうのです。
また、歯周病予防にいいとされる、電動歯ブラシも一般的に広く普及しています。
日本人の口臭対策
日本人は、朝晩の歯磨きはもちろんしますが、それ以外は特に口臭対策をしていない人が多いです。強いていうなら、頻繁にガムを噛む人がいるくらい。
歯科医院も虫歯ができてから足を運びますし、デンタルフロスを使っているのは、ほんのごく一部の人ですよね。
先進国の中では珍しい、口腔ケア後進国と言われています。
日本人がすべき口臭対策
この記事を読んでいる人の中には、自分の口臭を心配している人もいると思うので、ここでは日本人がすべき口臭対策をまとめました。
- 毎日デンタルフロスを使う
- 舌を優しく磨く
- 口の中を乾燥させない
- 定期的に歯医者で検診を受ける(年に3〜4回)
- 食事中はしっかり咀嚼して唾液分泌を促す
これらのことを意識的に行うことで、口臭改善が期待できます。
外国人の体臭はキツいが、対策をきちんとしている
「外国人の体臭はキツい!」と思ったことがある人は多いかもしれませんが、その原因は生まれ持っての体質や、食生活によるもの。彼らはエチケットとして、体臭・口臭対策をきちんとしています。
一方で、日本人は口臭ケアについての意識が非常に低く、多くの外国人に「日本人は口臭がキツい……」と思われてしまっています。適切な口臭ケアをして、周囲の人に不快な思いをさせないように気をつけていきましょう!