こんにちは。私はオーストラリアに1年、カナダに2年住んでいたことがあります。カナダに住んでいた頃、カナダ人の男性とお付き合いしていたのですが、付き合い始めて2年経った頃、私から別れを告げました。
嫌いになって別れたわけではなかったので、最初は本当に辛かったのですが、結果的に別れて良かったと今は思っています。
付き合っている間は楽しいことももちろんたくさんあったのですが、大変で辛いことも同じくらいありました。
「ハーフの子供を産みたい」
「将来国際結婚をして海外に移住したい」
そう考えて外国人のパートナーを探している人も多くいると思うのですが、国際結婚をして大変な思いをしている友人を私はたくさん見てきました。
国際結婚のキラキラとした部分だけ見て結婚した人が、後々辛い思いをすることがないように、今回は外国人と付き合うことの大変さについてお話ししたいと思います。
この記事では、なぜその彼のことを好きだったのに別れたのか、私が2年間葛藤した気持ちを赤裸々に書いていきます。
- 外国人パートナーを探している人
- なんとなく国際結婚に憧れている人
には、ぜひ一度読んでもらいたい記事になっています。
主観的な意見も入っているので、全員には当てはまりませんが、少しでも参考になれば幸いです。
【体験談】外国人と付き合うのは大変だと感じた理由
遠距離が辛くなった
ワーホリでカナダに滞在していた間は、住んでいる場所も自転車で15分の距離だったので、会いたい時はいつでも会うことができていました。
トータル約9ヶ月間、一緒に過ごしていたのですが、ビザの関係もあり、一旦私は日本に帰国。
それから約4ヶ月間離れ離れに生活したのですが、初めての遠距離恋愛は大変でした。どうしても会いたい時に会えない、そんな時は一人で枕を濡らす日々。
その後は、
- カナダに戻って半年の同棲生活→再会の時から別れの日のことを考えて辛い
- 日本とカナダの遠距離恋愛4ヶ月→寂しい
- 日本に1ヶ月間旅行にきてくれる→再会の時から別れの日のことを考えて辛い
- 遠距離再開→寂しい
- 別れる
半年後また会う約束はしていたのですが、あと何回”別れる辛さ”を経験したらいいのだろう、と考えたら「もう別れた方がいい」という結論に至りました。
彼が日本で働くのが難しかった
上記の悩みをもちろん彼にも伝えたのですが、その時に出てきた解決策は「彼がワーホリビザを使って日本に1年間住む」というもの。(根本的な解決にはならないけど)
ですが、彼の職業はタトゥーアーティスト。「日本でもタトゥーアーティストとして働ける!」彼はそう信じていましたし、探せば確かにそういった仕事はあったと思います。
ですが、まだまだあっちの世界と距離が近い職業なので、「”もしかしたら”があったらどうしよう」と気がすすまない私がいました。(※タトゥーアーティストを批判している訳ではありません)
とまで言ってくれたのですが、彼は本当にその仕事が好きで才能もある人だったので、私は「タトゥーアーティストはやめて欲しくない」と伝えました。(わがままですよね…)
彼が自分の好きなことをしながら日本に住むのが難しいとなれば、私がカナダに住めばいい、という話になりそうですが、それについては次の章でお話しします。
どうしても日本に住みたかった
冒頭でも言った通り、海外にはトータル3年(中期旅行を含めるとプラスもう1年くらい)住んでいたのですが、そこで気付いたのは
日本が大好き!!
ということ。昔は「楽しかったら住むのはどこでもいいや〜♪」そう軽く考えていました。ですが、実際に何カ国か住んでみて、海外移住への夢は薄れていき、日本に住みたいという欲がどんどん強くなっていきました。
彼からも何度も「カナダで一緒に住もう」と言われましたが、どうしても首を縦に降ることはできませんでした。
ネイティブにうまく馴染めなかった
なぜカナダに住むことに対して抵抗があったのか?
それは、
2年間住んでもネイティブにうまく馴染めなかったから。
英語は問題なく話すことはできたのですが、ネイティブに囲まれると、どうしても萎縮してしまう私がいたんです。
ホームパーティに参加しても、彼の家族と一緒にご飯を食べたりしても、
「日本人彼女についてどう思っているんだろう」
「つまらない人間って思われたらどうしよう」
そんなくだらないことばかり考えて、心から楽しめない自分がいました。
仲良くしてくれる人もたくさんいたのですが、やはり心の底から気を使わない友人を作ることは難しく、海外在住中いつもどこかに孤独感を感じていました。
日本では”底抜けに明るい”と色々な人に言われるほど元気な私ですが、海外にいると私の良さが半減してしまう気がしていました。
これらの理由から、彼のことは大好きだけど結婚するのは難しいと判断し、別れることを決めました。
外国人彼氏と別れて良かったこと
メソメソ泣く日がなくなった
2年間、本当に私は幸せでしたが、たくさん涙も流してきました。
再会の時、別れの時、会えなくて辛い時。
私はそんなに強くないので、「たくさん泣く日々から早く解放されたい」そう思う日が増えてきて、どんどんマイナス思考になっていきました。
実際に別れた時はわんわん泣きましたが、しばらく経って気持ちに整理がついてくると、そのことで泣くことはめっきりなくなりました。
もちろん寂しさはありますが、長い目で見たらあのタイミングで別れていて良かったと思います。
心のモヤモヤが消えた
私は昔から恋に全力投球するタイプなので、その時が楽しかったらそれでいい、という考えができません。付き合うなら結婚を前提に付き合いたいし、一つ一つの恋に真剣です。
彼と付き合い始めた時からもちろん将来について意識していたので、「将来2人はどうなるのかな」「あと●ヶ月で遠距離になるなぁ」そんなことばかり考えていました。
”不安な未来”が見えたからこそ、好きになればなるほど辛かったんです。
2年間、心の底から幸せだったと言えますが、同時にずっと心がモヤモヤしていました。彼と別れたことで、寂しい、会いたい、という感情は芽生えましたが、心のモヤモヤはキレイさっぱり消え去りました。
外国人彼氏と付き合うのは想像以上に大変!
外国人彼氏と別れて、日本人の男性に対し「愛情表現が物足りないな」「なんでそこレディーファーストじゃないの…」そう思ってしまうこともありますし、外国人と付き合うと日本の男性には戻れない、そう言う人が多いのも分かります。
もちろん人にもよりますが、外国人男性は本当に優しく、愛情表現が豊かで、いつでもお姫様扱いをしてくれます。
そういった話をすると多くの人が
「外国人と結婚したい!」
「将来海外に住みたい!」
そんな憧れを抱くんですよね。ですが、現実問題ビザや言葉の壁、文化の違いなど様々な問題に直面することになります。
あなたがもし外国人のパートナーと結婚したい、そう思っているなら、
- 実際に結婚したらどうなるか?
- 家族や友人と離れて海外で生きていく勇気はあるか?
など具体的にイメージしてみてください。もちろん国際結婚をして上手くいっている夫婦もたくさんいるので、色々な人の意見を聞いてみてください。
私の体験談が誰かの何かを変えるキッカケになれば嬉しいです。